てん刻とは?

篆刻について

もともとは個人の証明や封印を表すための印章の文字として真似のしにくい漢字の篆書体を用いられたことからこの名があります。 中国では戦国時代=秦の始皇帝が近隣諸国を統一する以前に印が発生しており、秦の統一後、始皇帝により官印制度が制定され、このとき金や玉で印が作られたというルーツがあります。 中国「明」の代から書画とともに親しまれ、芸術性のある印章を彫ることを篆刻というようになりました。 ハンコに使われている字体のほとんどは篆書体と呼ばれている漢字です。篆書は権威のしるしであり、天皇のぎょじ御璽にはこの書体が使われています。

概況

習字てん刻

篆刻は中国から書の一部として渡ってきた学問です。何千年の歴史があるのですが、現代では書や画に押す落款(らっかん)として一般的に知られています。

遊印てん刻

伝統的な落款印から外れて、遊び感覚のデザインを自分なりに工夫して石印を彫る人が多くなりました。オリジナルの遊び印として、老若男女問わず誰でも簡単にできます。

十二支を彫ろう
歳時記を彫ろう

用途

書道、絵手紙、押し花、ちぎり絵、木版画、寄せ書き、陶芸(陶印)、etc…

てん刻の用途

印材について

種類 遼凍石 寿山石 高麗石
産地 中国北部(遼寧省) 中国南部(福建省) 中国南部(福建省)
特質
非常に透明度が高く軟らかくて彫りやい。初心者向き。紐の造形も簡単!
一般普及品。硬すぎて欠けやすい。 搬送中に欠けるものもある。
軟らかすぎる。爪などで削れるので、せっかくの作品もすぐキズが付いてしまう。篆刻には向かない。

印材鑑賞には、刻された技法鑑賞と材質鑑賞があります。
篆刻で通常用いるのは石印材です。材質の良否は刀法にも影響し、良い材からは良い作品(印影)が出来上がります。ここでいう材質の良さとは、視覚的美しさを中心に、印刀による表現のしやすさ、捺しやすさ、触れたときの感触などから判断するものです。中国の石印材は、その産地によって名称があり、主産地により上記のように大別されます。